まずは警察を呼んだほうがいいよ
ウーバーイーツの配達には、自転車やバイクを使用します。そのため一般的な人よりも、運転をする時間が多いこともあり、事故をする確率も高くなります。
僕は1年ちょっとウーバーイーツの配達をしています。その間に数回は事故りそうになったこともありました。
そこで今回は
- 事故をしたら、まず何をしたらいい?
- 病院っていつ行けばいい?
- ウーバーイーツの保険って適用されるの?
と言った疑問を詳しく解説していきます。
僕が交通事故に遭った時の状況
じゃあ、僕がウーバーイーツの配達中に、事故に遭った状況を説明するね。
いつものようにピックアップを済ませ、片側1車線の道路を自転車で走行してた時に起こった出来事です。
道路には信号待ちをしている車が数台並んでおり、僕はその横を通過していました。ちょうどタクシーの真横に差し掛かったとき、左後方のドアが突然開きました。
通り過ぎる瞬間にドアが開いたので、どのように接触したのは分かりませんが、どうやら開いたドアと、自転車の後輪付近が接触したようです。
そのあとの出来事は一瞬で、アクション映画でお馴染みのワンシーンのように、僕と自転車は勢いよく前方に吹き飛ばされました。
おそらく数秒のことだと思います。
何が起こったのか理解できずにアスファルトを眺めていたら、左手首が痛み出したので、そのときに事故に遭ったことを悟りました。
まさか自分がウーバーイーツ の配達中に事故をするとは…
交通事故に遭ってしまったら、何をすればいい?
事故に遭うとか予想して、事前準備なんてしてるわけないので、実際に事故した場合、どんな対応すればいいのか迷いますよね。
もし配達中に事故に遭ってしまった場合にやるべきことは、下記の3ステップです。
- 警察を呼ぶ
- ウーバーイーツ に連絡する
- 病院に行く
それぞれについて詳しく説明します。
まずは警察を呼ぼう
交通事故に遭ったら、まず最初にすることは警察を呼ぶことです。
仮にかすり傷程度の軽症だとしても、絶対に警察を呼びましょう。
タクシー運転手は、交通事故を起こし人身事故になると、損害保険料が上がってしまいます。そのためどうにかして物損事故で済ませようとしてきます。
自転車で事故に遭うと、大抵の場合は怪我を負うことになります。
それに口約束で示談をした場合、その人が本当に約束を守る保証はありません。あとで事故をしてないと言い逃れることも、十分にあり得ます。
物損にするか、人身にするか、保証の範囲をどうするかなどは後にして、事故が起こった事実を、あとでねじ曲げられないためにも、まずは警察を呼びましょう。
警察がしっかりと聴取してもらい、記録に残しておく。これがあとでゴタゴタしないための1番の方法だよ。
配達中ならウーバーイーツ に連絡する
お店から商品をピックアップして、届けている最中に事故に遭ってしまった場合は、必ずウーバーイーツ に連絡をしましょう。
理由は2つあります。
- 届けている商品がグチャグチャになってる
- 損害保険が適用される
お店から配達を依頼されているのに、途中で事故に遭ってしまったら、綺麗な状態で商品を届けることは難しいと思います。
それに商品を注文したお客さんとしても、いつまでも届かない状況は、あまり好ましいとは言えませんよね。(事故をしてるなんて、知らないでしょうし)
なのでできる限り早く、ウーバーイーツ に連絡をして、別の配達パートナーに商品を届けさせることを優先すべきです。
病院には必ず当日に行く
警察の現場検証が終わったら、そのまま病院に向かいましょう。
痛くても、痛くなくても、その日のうちに病院に行くこと。
これは絶対に守ろう。
理由は、
- アドレナリンが出てるから、痛みがわからない
- あとで保険会社に疑われないため
事故直後ってアドレナリンがバンバン出てるから、多少怪我をしてても、痛みの感覚があまりないんですよね。
僕もそんなに大きな怪我はしてないと思ってましたが、MRIを撮ってみると親指の付け根の骨に異常があり、ギプスを装着する羽目になりましたし。
もし次の日以降に痛みが出たとしても、当日に医師に伝えてなければ、相手の保険会社から保険金を多くもらうための虚偽と申告内容を疑われる可能性があります。
保険会社としては、保険金をできるだけ支払いたくないですから、疑って当たり前です。
なので事故直後に痛みがなくても、病院に行ってしっかりと診察してもらいましょう。
翌日以降は何をすればいい?
通院する
ケガの程度にもよりますが、定期的に通院をしましょう。
なぜなら通院の日数や期間によって、保険金(慰謝料)としてもらえる金額に影響してきます。どれくらいの頻度で行けばいいかと言うと、平均して週に3〜4回ってところです。
本業を持っている方だと、残業が発生したり、シフトの状況によって、平日に通院するのが難しいですよね。
それでも会社に説明をして、時間の融通をしてもらいましょう。
工夫は必要になりますが、ケガを早く治すためにも、通院はしっかり行くようにしましょう。
損害・生命保険会社に連絡する
事故当日は病院に行ったりとやることが多く、損害保険の担当者に連絡できないと思います。なので翌日には、担当者に連絡を入れておきましょう。
自転車が交通弱者になるとは言え、こちらも動いている以上、100:0になるケースは少ないようです。
そうなると保険会社同士で、示談交渉を行ってもらう必要が出てきます。
あとになるほど忘れて、事故の状況を詳しく説明できなくなるので、早めに連絡を取り合った方がいいです。
自分が入ってる保険が対応しているのか、また1日いくらなのか、どんな手続きが必要かなど、しっかりチェックしておきましょう。
携行品の損害を請求する
事故に遭った際に壊れたモノをリストアップして、保険会社に請求しましょう。
事故以前では使えてたモノが、事故が原因で傷ついたり、破損した場合には、現状復帰をするため損害を請求することができます。
例えば、壊れやすいモノだと
- 自転車
- 衣服
- 携帯電話
ですかね。
ただ注意して欲しいのは、購入してから月日が経っているものは、経年劣化していると判断されて、その分の価格を差し引かれます。
損害品の請求は数が多くなるほど、写真や修理見積もりを取ったりするので、とても面倒くさいです。後回しにするほどやりたくなくなるので、事故後1週間くらいで終わらせましょう。
事故をして分かったこと(損害保険編)
相手の担当者は味方ではない
事故後、まずは治療に専念するのですが、相手の担当者には十分注意しましょう。
あなたとのやりとりで伝えた内容は、すべて記録していてると思ったほうがいいです。
例えば、
「痛みがある箇所はどこか?」
「1週間経って経過はどうですか?」
「どれくらいの間隔で通院してますか?」
など、何気ない質問を投げかけて、相手から情報を引き出そうとしてきます。
不用意に「痛みが和らいできた」と発言したことで、後々その部位は完治していると、通院期間の打ち切りを提案してくるとも限りません。
相手は1円でも少なく、慰謝料の支払う金額を減らすように仕向けるプロですから、優しい言葉に騙されないよう気をつけるべきです。
通院は1ヶ月目は多め、翌月から週3〜4回は行く
事故に遭ったら翌日から、しっかり通院をしましょう。
なぜなら最初の1ヶ月目は怪我したばかりなので、ほぼ毎日のように治療に行ったとしても問題ありません。当然の行動です。
怪我は徐々に治っていくので、後半になるにつれ、通院回数も少なくなっていくもの。ただ通院回数が少ないと、すでに完治していると判断されかねません。
そうならないためには
2ヶ月目以降から週3〜4回くらいのペースで通ったほうがいいです。
- 最初の2週間くらいは毎日通院する
- それ以降は、週3〜4回ペースで通院する
示談交渉まではことを荒立てたくない
保険会社の担当が嫌うのは、示談交渉よりも前にことを荒立てること。
被害者の方の治療が期間は約3〜6ヶ月くらいあるので、完了するまでの間くらいは、穏便に進めたいのが本音です。
なかには過失割合で言い合いになるケースもあるので、一概に言えませんが、相手も人間なので、嫌な相手に対して良い対応はまずしないと考えた方がいいです。
治療期間は、こちらとしても無理に争う必要はなく、本格的な示談交渉が始まるまでは、淡々と治療を続けることに専念しましょう。
事故をして分かったこと(病院編)
MRIを備え付けた病院で診察をする
MRIが備わっている病院・整形外科に行くようにしましょう。
理由としては、レントゲンでは骨の細かな異常は映らないケースがよくあり、打撲と診断されてしまいかねないからです。
僕のように自転車の接触事故をすると、転倒時にアスファルトで手を強打し、親指の付け根とか手首の骨を痛めます。
骨が折れるような強打ならレントゲンでも写りますが、骨の内部だとレントゲンでは見つけることができません。
MRIを備えた病院だと二度手間が起こらないし、当日に検査できるので、異常をすぐに見つけることができるので安心できます。
- MRIが備わっている病院に行く
骨折でも3ヶ月で打ち切ろうとする
事故から3ヶ月経過すると、科学的根拠という言葉を使い、治療の打ち切りを打診してきます。
これには理由が2つあります。
- 保険会社から打ち切りの催促
- 保険会社からの催促が面倒なので、早めに打ち切ろうとする
担当者にもよりますが、3ヶ月が経過したぐらいから、病院に圧力をかけてきます。
保険会社としては、できる限りお金を払いたくない。
なので患者の経過をヒアリングする電話とか、追加書類の記入などを頻繁にさせ、そろそろ治療を終わるよう仕向けます。
病院側としても普段の業務に、追加で仕事が増えることをとても嫌い、保険会社の催促が来る前に、「科学的根拠」という言葉を使い、早めに治療を切り上げようとしてきます。
本当に痛みがある場合には、絶対に受け入れてはいけません。
少なくとも保険会社から直接打診されるまでは、治療を続けるよう伝えたり、もし納得がいかない場合には、弁護士と相談するというのも一つの手です。
痛みがあるなら、しっかりと説明をしましょう。
- 3ヶ月を経過する前に、打ち切りをほのめかしてくる
- 痛みがあることをしっかりと説明
- 納得いかない場合は、弁護士を使う
まとめ
- 事故をしたら警察に連絡して、記録に残す
- 病院は、必ず当日に行く
- 通院は定期的(週3〜4回)に行く
ウーバーイーツの配達をしていると、自転車やバイクに乗る時間がとても長いです。その分、事故に遭うことも一般の方よりも、確率的には高くなります。
もし事故に遭って被害者になった際、泣き寝入りにならないためには、事前に知識を入れておいてください。
僕は運良く相手の方がいい人だったからいいですが、僕の友人は結構揉めたみたいです。
一番いいのは事故に遭わないことですね。運転中にスマホを見て、前方を見てないこともあるので、運転する際は十分に気をつけてください。