これまでMac標準搭載の「メモ」アプリを利用してきました。
メモに残した記事をiPhoneやiPadに同期できるので、これまでは困ることがなかった。しかし画像を多く使用する記事になると先が予想しづらい。
画像と記事を何度も行き来して、時間を無駄に浪費してしまう。画像をプレビュー表示して、ライティングできるアプリはないか。
そう思ってネットで探していると「Ulysses」と出会いました。
Ulysses(ユリシーズ)は有料アプリですが、14日ほどお試し期間があります。早速使ってみて分かったUlyssesのメリットと使用方法を解説します。
Ulysses(ユリシーズ)とは
Ulyssesは書いた記事をWordpressに直接投稿できることから、ブロガーにとても人気のMac、iOS用テキストエディターです。
もともとMac版とiOS版は一括購入だったけど、サブスクリプション契約になり月額550円(年額4,400円)で利用しやすくなりました。
どんなエディターか簡単に説明すると、apple標準搭載「メモ」の多機能版といった感じでしょうか。
apple標準メモとUlyssesの違い
appleのメモアプリと、Ulyssesとの違いを表にまとめてみました。
基本的な操作については省略しています。
機能 | apple 標準アプリ「メモ」 | Ulysses |
Mac,iPhone,iPadとの同期 | 〇 | 〇 |
デザインの変更 | ✖ | 〇 |
フルスクリーン | ✖ | 〇 |
マークダウン | ✖ | 〇 |
WordPressにアップロード | ✖ | 〇 |
文字カウント | ✖ | 〇 |
目標設定 | ✖ | 〇 |
文字装飾 | ✖ | 〇 |
コメントブロック | ✖ | 〇 |
タイプライターモード | ✖ | 〇 |
リアルタイムプレビュー | ✖ | 〇 |
Ulyssesのメリットと使い方
各メリットと使い方を解説します。
iPad, Mac,iphoneと同期ができる
サブスクリプション契約が始まる前までは、Mac版とiOS版の両方を購入する必要がありましたが、今ではMac、iPhone、iPadなど1つのアカウントで同期ができます。
自宅ではMacで書き、外出時にはiPadやiPhoneといった使い分けも可能です。
無駄のないデザイン
エディターに求めるものの1つとしてデザイン性は欠かせません。
やはり使いやすさもさることながら、デザイン性の高いエディターで作業をすると、モチベーションも上がります。気持ち良く書けるのも1つの要素ですね。
Ulyssesではデフォルトのホワイトと、ダークモードがあります。
僕はダークモードを使用していますが、暗くすることで文字の視認性が高くなるうえ、集中力が上がり、これまでよりもライティングスピードが上がりました。
フルスクリーンモード
より集中して記事を書きたい時には、フルスクリーンモードがおすすめ。
デフォルトでは画面左側にライブラリやグループ内の記事が表示されるため、気になって別の記事を見ることも。
フルスクリーンモードだと画面上に不要な文字を見ることはないので、ライティングだけに集中したい環境を作れます。
マークダウン
Ulyssesはマークダウン対応です。
ライティング用のエディターでは、必須と言ってもいいくらいマークダウンは重要。最小限のタイピングで、見出しやリスト、強調、注釈など、記事の文字装飾ができます。
例えば見出しのHTMLだと
<h2>見出し</h2>
このように入力しますがマークダウンだと
## 見出し
と入力するだけで、<h2>タグと同じ見出しを作れます。
wordpressにアップロード
Ulyssesの便利機能の1つ。
UlyssesからWordpressに記事を投稿することができます。
これまではエディターで書いた記事を、コピーしてWordpressにペーストしていました。Ulyssesの機能を使えば、いちいちコピペする必要もなく記事をアップロードできます。
デフォルトでは下書きに保存されます。
文字カウント機能
画面上部のメーターのようなアイコンをクリックすると、記事の文字数や段落数、記事を読み終わるまでの時間などが一目でわかります。
目標設定
Ulyssesには目標を設定する機能があります。
1日にどれくらいの文字を打つと決めてもいいですし、記事自体の目標文字数でもいいです。
目標は各記事やグループごとに設定ができ、段落や行、ページ数など自分にあった目標を決めれます。
目標を設定したい記事で右クリックをすると、メニューの中に「目標…」という項目があります。
画像では目標の文字数を5000文字と設定。
締め切りにチェックを入れるとカレンダーが表示され、締切をいつにするのか設定できます。
目標の文字数に対して、進行具合を円グラフで表示してくれます。
文字装飾の変更
環境設定で文字色を変更できます。
すでにいくつかテーマが作られてますので、それを利用してもいいですし、自分なりに色を変更して見やすく設定が可能です。
コメントブロック
文章とは別に、文中にコメントを残しておきたい場合にコメントブロック機能をつかいます。
コメントブロックに書かれた文字は、記事に反映されません。
タイプライターモード
タイプライターモードでハイライトを指定すると、画像のように一部だけピントがあったように、文字がはっきりと表示され、ハイライトされていない文字は、白く霧がかかったように薄くなります。
タイプライターモードを有効にすることで、行がその場で固定されるため、改行する度に、目で文字を追う必要はなくなります。
しかし文字を打つたびに画面が上下に揺れるため、今後のアップデートで改善したいポイントです。
リアルタイムプレビュー
実際に書いた文章がどのように表示されるのか、リアルタイムで見ることができる機能がリアルタイムプレビューです。
プレビュー画面は別ウィンドウが開きます。
僕はライティング用の画面と、プレビューを半々に分けて使っています。
まとめ
- メモアプリの多機能版
- 1日約18円で利用できる
- ライティングの時間を短縮できる
- より集中できる環境を作れる
- 14日間のお試し期間がある
[…] 結局、原稿は何を使って書くのがベストか? 高機能テキストエディタ『Ulysses』のメリットと使い方を解説 […]