こんにちは。
YOSHIです。
「Googleが掲げる10の事実」をご存知ですか?
ブログを始めたけど、検索ランキングで上位表示させたいって誰しも思うけど、普段使っているブラウザのことって理解してなくないですか。
実は小手先のテクニックでSEO対策をするよりも、Googleの理念を理解した方が、断然SEO対策になるんです。
なぜなら僕たちが普段利用してるブラウザは、ChromeかInternet Explorerがほとんど。
どちらもGoogleが提供している検索エンジンが使われているため、この2つのブラウザを利用するなら、Googleの理念を知っておかなきゃ、SEO対策もできないですよね。
「Googleの理念ってどんなの?」
「理念がどうSEO対策に役立つの?」
「10つの理念の内容を知りたい」
のような疑問があると思うので、それほど重要なGoogleの理念ってどんなものか、わかりやすく解説していきます。
CONTENTS
「Googleが掲げる10の事実」ってどんなの?

Googleがこの「10の事実」を作ったのは、会社設立してから数年後。
これまで色々なサービスをリリースしてますが、随時このリストを見直し、事実と相違ないか確認しているそうです。
ってことはつまり、Googleが求めている理想のゴールは、この「10の事実」であり、Googleのサービスを利用するなら、ぜったいに「10の事実」を外して考えちゃダメだよってことです。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが1番。
- 遅いより早い方がいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいる時だけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を超える
- スーツが無くても真剣に仕事はできる
- 「すばらしい」では足りない。
Googleの理念がSEO対策にどう役に立つのか?
Chrome:60.2%
IE(Internet Explorer):13.52%
Firefox:8.52%
Edge:8.2%
Safari:7.56%
Opera:0.74%
引用:statcounter
上記のデータは、2019年の8月でデスクトップブラウザのシャア率を表したデータです。
赤字にしている「Google Chrome」「IE」「Edge」の箇所が、Googleが提供しているブラウザのシェア率になります。
日本では実に81.92%の人が、Googleの検索エンジンを利用していることになる訳です。
ってことは、自分のブログをGoogle検索エンジンに上位表示させたいなら、Googleが指針としていることを理解しないと、当然上位表示なんてされない。
逆に言うと、Googleの考えを理解して、サイトを作っていくことが成功への近道ってことですね。
1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる

Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。
「10の事実」の1番最初に記載されているだけあって1番重要。
僕がGoogle Japanが主催したセミナーに参加した際に、「SEO対策はどうすればいいですか?」って質問がありました。
そこでGoogleの講師の方が言われたのは、「Googleではなく、ユーザーに目を向けてください」って内容の回答でした。
ネットに載っているブラックハットなどの小手先のテクニックに頼るのではなく、もっと大事な本質は何か?を考えて記事を書いたり、ユーザーが見やすいようにデザインを工夫する。
それが不変のSEO対策になるのではないでしょうか。
- 収益よりもユーザーの利便性を重視しよう
- インターフェースが明確で、ページ読み込み速度を早く
- お金で検索順位は買えないよ
- 広告は記事と関連性のあるものを邪魔にならないように表示しよう
- ユーザーに不満を抱かせない完成度を追求しよう
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番
Google は検索を行う会社です。検索問題を解決することだけに焦点を置いた世界最大級の研究グループを有する Google は、自分たちにできることが何か、それをもっとうまくやるにはどうすればいいかを知っています。複雑な問題も反復に反復を重ねて解決し、すでに膨大なユーザーが情報をすばやくシームレスに検索できているサービスに対しても、絶え間ない改善を続けています。検索分野で培った技術は、Gmail、Google マップなどの新しいサービスにも応用されています。Google では、他の分野でも検索技術を活用することで、ユーザーが生活のあらゆる面においてさまざまな情報にアクセスして利用できるよう努力を続けています。
Googleは「検索」に焦点を当て、世界最大の検索プラットフォームを作った会社です。
僕たちブロガーに、この事実を当てははめてみると。
何か1つのことを発信するサイトを作り、誰よりも詳しく、誰よりも分かりやすく、そして誰よりも魅力的になるよう、常にサイトの改善を繰り返そうねってこと。
雑記ブログよりも、より専門性のある特化ブログの方が、ユーザーにとってはワンストップで、知りたい情報を網羅できる点が評価されやすいかもしれません。

- 1つのジャンルをとことん極めよう
- サイトは絶え間なく改善する
- ユーザーが情報を見つけやすくしよう
3. 遅いより速いほうがいい

Google は、ユーザーの貴重な時間を無駄にせず、必要とする情報をウェブ検索で瞬時に提供したいと考えています。自社のウェブサイトにユーザーが留まる時間をできるだけ短くすることを目標にしている会社は、世界中でもおそらく Google だけでしょう。Google は、Google のサイトのページから余計なビットやバイトを削ぎ落とし、サーバー環境の効率を向上させることで、自己の持つスピード記録を何度も塗り替えてきました。検索結果の平均応答時間は 1 秒足らずです。Google が新しいサービスをリリースするときには、常にスピードを念頭に置いています。モバイルアプリをリリースするときも、新時代のウェブにふさわしい高速ブラウザの Google Chrome をリリースするときも同じです。今後も、さらなるスピードアップを目指して努力を続けていきます。
Google Chromeを開いたら、Googleのロゴと検索窓くらいしかない、とてもシンプルな検索プラットフォームですよね。
余計ないものがないから、単純に検索するために利用するしかないです。
Googleとしてもユーザーが解決するための情報を、最短で届けるためにはどうしたらいいか?って考えた結果なのでしょう。
ブログサイトに当てはめて考えると、
検索結果に表示された自分のサイトをクリックした瞬間から、どれだけ早くサイトを表示できるか!が重要なポイントになります。
高速ネット環境が整った地域や建物であれば、気にすることもないですが、いまはスマホユーザーが主流のため、ページ速度はより重要です。
なぜなら画像をふんだんに使ったサイトだと、ページが全て表示されるまでが遅いと、ユーザーは待てなくて離脱します。

【要点】
- ユーザーの時間を無駄にしない
- スマホユーザーを考慮したページ速度
- 常にスピードを重視したサイト設計
4. ウェブ上の民主主義は機能する

Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。また Google では、多くのプログラマーの力の結集によって技術革新が進むオープンソース ソフトウェア開発にも力を入れています。
どのサイトがユーザーにとって重要かを判断する上で、切り離すことができない要素の1つが「被リンク」です。
この被リンクは検索ランキングにとても影響を及ぼすため、「SEO対策」としてサイト運営者とGoogleの間でいたちごっこになってる部分です。
ユーザーがWebサイトに張ったリンクは、1つの「投票」としてカウントします。
当然、自分のサイトへたくさんのリンクを張ってくれることで、ユーザーにとって重要なサイトと判断されやすくなります。
以前はこの被リンクを大量に購入したり、ユーザーが付けたように見せかけるといった手法が横行してましたが、いまはGoogleのアルゴリズムが高度に発達しているため、不自然な被リンクは悪影響を及ぼすと判断される傾向にあります。
もちろんGoogleは、そのほかに多くの指標を用いて検索ランキングを変動させていますが、ユーザーが張った被リンクは、もっとも重要視して要素であることに変わらないです。

【要点】
- ウェブサイトに貼られたリンクを基準に重要度を判断
- 200以上の要素とPageRankアルゴリズムで評価される
- 他のページからのリンクが「投票」と判断され、PageRankアルゴリズムに影響がある
- 投票数が増えれば効果(評価)が高まる
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない

世界はますますモバイル化し、いつどこにいても必要な情報にアクセスできることが求められています。Google は、モバイル サービスの新技術を開発し、新たなソリューションを提供しています。スマートフォンから Google 検索にさまざまな方法でアクセスできるだけでなく、メールを読んだり、カレンダーでイベントを確認したり、動画を見たりなど、世界中のあちこちからスマートフォンをさまざまな用途に使えるようになりました。また、無料のオープンソース モバイル プラットフォームである Android では、さらに画期的な革新をモバイル ユーザーに提供したいと考えています。Android は、インターネットの土台にあるオープン性をモバイルの世界にもたらすものです。Android によって、ユーザーの選択肢が広がり、先進のモバイル体験が可能となるだけでなく、携帯通信事業者、メーカー、デベロッパーにとっては、新たな収益機会が生まれます。
いまやWebサイトのほとんどにおいて、アクセスの8割以上がモバイルです。
これからはモバイルファーストでユーザーにとって、より使いやすい最高のものにする必要があります。
なぜならGoogleも検索アルゴリズムのアップデートで、モバイルファーストで作られたサイトの検索順位をより評価するように変更されたからです。
スマホから検索するとPCサイトが表示されることは、以前よりかなり少なくなりました。

【要点】
- スマホからアクセスが増加
- モバイルファーストでサイト設計が必要
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる

Google は営利企業です。企業に検索テクノロジーを提供することと、Google のサイトやその他のウェブサイトに有料広告を掲載することで収益を得ています。世界中の数多くの広告主が AdWords で商品を宣伝し、数多くのサイト運営者が Google の AdSense プログラムでサイトのコンテンツに関連する広告を配信しています。広告主だけでなく、すべてのユーザーの皆さんにご満足いただくため、Google では広告プログラムとその実践について次のような基本理念を掲げています。
- 検索結果ページには、その内容と関連性のない広告の掲載は認めません。Google は、広告というものはユーザーが必要としている情報と関連性がある場合にのみ役立つと考えています。そのため、検索結果ページに広告がまったく表示されない場合もあります。
- 派手な広告でなくても効果は上げられると Google は考えています。ポップアップ広告は邪魔になってユーザーが見たいコンテンツを自由に見られないので、Google では許可していません。Google は、閲覧しているユーザーに関連性のあるテキスト広告のほうが、ランダムに掲載される広告よりずっとクリック率が高いことに着目しました。企業の規模には関係なく、あらゆる広告主がこのターゲット広告を利用できます。
- Google が掲載する広告には、スポンサーによる広告リンク(スポンサーリンク)であることを必ず明記しているため、検索結果の完全性が損なわれません。Google が検索結果のランクに手を加えてパートナー サイトの順位を高めるようなことは絶対にありません。PageRank は、お金で買うことはできません。Google のユーザーは Google の客観性を信頼しているのであり、その信頼を損なって短期的に収益が増加しても意味がないのです。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている
Google が他のどの検索サービスよりも多い HTML ページのインデックス登録に成功した後、Google のエンジニアたちは、簡単には検索できない情報に目を向けました。その一部は、電話番号や住所、事業別ディレクトリなどで、新しいデータベースを統合するだけで検索可能になりました。しかし、中にはもっと工夫が必要なものもありました。たとえば、ニュース アーカイブ、特許、学術誌、数十億枚の画像や数百万冊の書籍を検索する機能です。Google の研究者たちは、今後も世界中のあらゆる情報を検索ユーザーに提供するために開発を続けていきます。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える
Google の創業地はカリフォルニアですが、全世界のユーザーにすべての言語で情報へのアクセスを提供することを目標としています。そのため、60 以上の国にオフィスを構え、180 を超えるインターネット ドメインを有し、検索結果の半分以上を米国外のユーザーに提供しています。Google の検索インターフェースは 130 を超える言語で利用でき、検索結果を自国語のコンテンツのみに制限できる機能もあります。さらに Google では、その他のアプリケーションやサービスについても、できるだけ多くの言語と利用しやすいフォーマットで提供することを目標としています。Google の翻訳ツールを使用すれば、自分の知らない言語で書かれた地球の反対側のコンテンツも読むことができます。こうしたツールやボランティア翻訳者の力を借りて、世界中のさまざまな国や地域に対し、サービスの多様性と品質を大幅に向上させることができました。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる
Google の共同創設者は、仕事は挑戦に満ちていなければいけない、挑戦は楽しくなければいけないという考えで会社を作りました。適切な企業文化があるほうが、創造性のある優秀な成果が上がりやすくなると Google は考えています。企業文化とは、ラバランプやバランスボールのことだけではありません。チームで目標を達成することや、個人の業績に対する誇りが会社全体の成功につながるということを強調しています。Google は社員を厚く信頼しています。Google の社員たちはさまざまなバックグラウンドを持ち、エネルギーと情熱をほとばしらせながら、仕事、遊び、人生に独創的にアプローチしています。打ち解けた雰囲気の中、カフェ、チーム ミーティング、ジムなどで生まれた新しいアイデアは、またたく間に意見交換が進み、試行錯誤を経て、すぐに形になります。こうしたアイデアが、世界展開を視野に入れた新しいプロジェクトの出発点になることもあるかもしれません。
10. 「すばらしい」では足りない
Google にとって一番であることはゴールではなく、出発点に過ぎません。Google では、まだ達成できないとわかっていることを目標に設定します。そうすることで、目標達成に向けて全力を尽くし、期待以上の成果を残せるからです。Google は、技術革新を繰り返し、機能性の高いサービスに対して、さらに期待を上回る改良を加えています。たとえば、正しいスペルの単語を入力したときに正常に検索されるのを見たあるエンジニアは、スペルが間違っているときの処理方法について改善の余地を見出し、直感的で役に立つスペル チェッカーを開発しました。
たとえユーザーが自分の探すものを正確に把握していなくても、ウェブで答えを探すこと自体はユーザーの問題ではなく Google の問題です。Google は、全世界のユーザーがまだ具体的にイメージしていないニーズを予測し、新たなスタンダードとなるサービスを作り出しています。たとえば、Gmail を始めたときには、当時のどのメールサービスよりも多くの保存容量を提供しました。今考えると当たり前のサービスですが、そう思えるのは、現在 Google のメール容量が新たなスタンダードになっているからです。このような変化をもたらすのが Google の望みであり、新たな一歩を踏み出す方向を Google は常に探しています。つまり、現状に満足しないことが Google のすべての原動力となっているのです。
まとめ
- Googleの理念を理解すると、ユーザー視点の大切さが見えてくる
- 被リンクは自然に。操作するとペナルティをもらう
- モバイルファーストでサイト設計する
- 1つのジャンルで、突き詰めたサイトを作ろう
「Googleの10の事実」をブログ運営者の視点から解説してみましたが、いかがでしたでしょうか?
「無理矢理感もあるんじゃない?」ってご意見もあるかもしれません。しかしGoogleの考え方を理解して、サイトを作らなきゃ検索上位に表示されることは難しいです。
どこか現実の人間関係と似てて、相手の気持ちを理解しないことには、戦争や争いはなくならないって考え方に近いかもしれません。