indicator()とは?
indicator()
スクリプトの宣言文です。
スクリプトをインジケーターとして定義し、インジケーターに関連する複数のプロパティを設定します。
インジケータで有名なものといえは、移動平均線(MA)やボリンジャーバンド、RSI、ストキャスティクス、MACDなどです。
これらみたいにチャート上にインジケータを追加したい場合は、indicator()を使用します。
title
// 基本的な書き方
indicator(title = "インジケータに名前を付ける")
// 省略
indicator("インジケータに名前を付ける")
titleプロパティは、スクリプトのタイトルになります。(つまりPineScriptで作ったインジケータの名前です)
titleは必須プロパティですが、必ずしみtitle = "name"
と書く必要はなく、"name"
みたいにダブルクォーテーションで囲むことで、インジケータ名として認識してくれます。
例えば、下記のようにインジケータ名を”name”と入力し、チャートに追加すると、画面左上にあるインジケータ一覧に反映されます。
//@version=6
indicator("name")
plot(1)
shorttitle
indicator("longName", shorttitle = "LN")
titileでつけたインジケータ名が長い場合、ちょっと邪魔くさいと思う時は、shorttitleを使うことで、別名をつけることができます。
インジケータ名は変わらず、チャート上に表示していたインジケータ名が、ショートタイトルに切り替わります。
ちなみにショートタイトルは、必ずしも設定する必要はありません。指定しない場合には、titileがデフォルトで引数として指定されます。
ちなみに、()内に複数のプロパティを書く場合には、間に「, 」を入れないとエラーになるので注意してください。
overlay
// メインチャートに表示する場合
indicator("name", overlay = true)
// サイドチャートに表示する場合
indicator("name", overlay = false)
overlay(オーバーレイ)は、作ったインジケータをどこに表示されるかを決めることができます。
trueの場合は、メインチャートに。falseの場合は、サイドチャートに表示します。
//@version=6
indicator("name", overlay = true)
plot(close)
ちょっと見ずらいですが、メインチャートのローソク足上に、うっすらと青いラインを表示されていると思います。
//@version=6
indicator("name", overlay = false)
plot(close)
overlayをfalseにすると、チャート画面が2分割され、下の方にラインチャートが表示していますね。
今回はラインチャートを表示させてみましたが、MACDのように別表示でインジケータを作るなら、falseにしてあげてください。
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